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2011年9月22日 (木)

突抜 ー天使突抜通ー 正編

天使突抜通 1

 天使突抜通というのは、小川通の南の部分にあたり、高辻通から六条通の間をいう。
 舟屋町・天使突抜一町目・同二町目・同三町目・同四町目を通貫しています。

 『京町鑑』は、次のように記しています。
 「◯天使突抜通」の項で「◯高辻下ル▲舟屋町 ◯松原下ル▲天使突抜一町目 ◯萬壽寺下ル▲二町目 ◯五條下ル▲三町目 ◯せつたや町下ル▲四町目」
 上記引用文中にある「せつたや町」とは雪踏屋町通のことで、現在の楊梅通にあたる。この通りの名称由来は、雪踏屋が多く居住したためだとされる。
 ちなみに、『京雀』では、天使突抜四町目を「しのむら町」としています。

 天使突抜通は、天正18年(1590)豊臣秀吉の京都大改造により開かれた道です。天使社とも称された五條天神社(西洞院通松原下ル)は、西は油小路通まである広大な境内地を持っていました。その中間を南北に突き抜けて道が拓かれたのが通り名の由来となっています。

 五條天神社(天使社)

Photo_2

 今の天使突抜通の家並

Photo_3

 なお、『京町鑑』の「◯小川通 ◯天使突抜通◯東中筋」の項では、「●此通北は上御靈筋妙覺寺前より南  錦小路にて行當  叉高辻より南は天使突抜通といふ  叉魚棚下ル町より東中筋と云」とあります。 
 つまり通りの名称は、北部の上御霊前通から南の錦小路通間は小川通、その南はすこし途切れていて、高辻通と六条通の間は天使突抜通、六条通以南を東中筋通と云うとしています。


仁丹町名表示板
  
天使突抜一町目・天使突抜二町目・天使突抜四町目

Photo_4

Photo_5

Photo_6

 ちなみに、通りの呼称と範囲は地誌書により少し異なっています。
 『京都坊目誌』では、天使突抜通は北は高辻に起り、南は木津屋橋に至る。東中筋通とも称するとしています。
 『京町鑑』では、天使突抜通の六条通以南を東中筋通とする。
 『京羽二重』は、高辻通より七條通までを天使の突抜通とする。

なお、次回あたりに今回とはまた別の天使突抜について書く予定です。



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