「京七口」と街道 ー西国街道 3ー
長岡宮大極殿址碑から再び西国街道兼府道67号線に戻り、南進すると「五辻」交差点、ここで府道67号線から外れて直進する道(「アストロ通り」の表示)が旧西国街道である。
直進するとやがて阪急京都線の高架に至るが、これを潜って信号を渡たると小さな橋に西国街道と記されている。この橋を渡ると敷石で舗装された綺麗な小道となり、背の低い街灯が設置された静かな佇まいの家並が続く。
しばらく進むと一文橋の大きな交差点に行き着く。その一文橋を渡り少し行った馬場一町目交差点で道標「西国街道」に従って再び石畳舗装の小道に入る。
西国街道に架かる一文橋は、室町時代に造られた有料の橋と伝わる。橋の名前の由来は、大雨のたびに流される橋を架け直す費用として、通行人から一文を徴収したことによると云われる。
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