鴨東地域の移り変わり 7の7(最終回)
4. 近代以降の岡崎地域 3
《博覧会等の開催と諸施設建設》
疏水べりから東方を望む
都市基盤整備事業の進行と共に諸博覧会などが開催されます。そして、その跡地開発では美術館などの諸施設が建造されてゆき、いま見るような文化ゾーンを形成することになりました。
それらを順を追ってあげてみます。
明治28年(1895)
第4回内国勧業博覧会
大極殿・応天門(模造)と平安神宮建設(遷都千百年記念
祭)
京都電気鉄道が日本初の電車営業運転を始める
応天門(平安神宮)
明治30年(1897)
京都博覧会(以後毎年開催)
明治32年(1899)
武徳殿(大日本武徳会本部)建設
武徳殿
明治36年(1903)
京都市立動物園開園(皇太子嘉仁親王成婚記念=後の大正
天皇)
明治37年(1904)
岡崎公園開園(内国勧業博覧会跡地)
明治42年(1909)
商品陳列館(現・国立近代美術館分館)
京都府立図書館開館(京都御苑から移転)
府立図書館エントランス上部
大正 4年(1915)
大典記念京都博覧会
勧業館(昭和9年室戸台風で倒壊、同12年再建)
大正 5年(1916)
岡崎公園運動場開設
大正 6年(1917)
岡崎公会堂建設(現・京都市美術館別館)
(ここで全国水平社の創立大会が開催された)
水平社創立大会記念碑
大正12年(1923)
東宮殿下奉祝 万国博覧会参加50周年記念博覧会
昭和 3年(1928)
大礼記念京都大博覧会
昭和 8年(1933)
大礼記念京都美術館(現京都市美術館開館)
京都市美術館
昭和35年(1960)
京都会館開館(第一ホール立替と全体の再整備のため休館
中)
昭和61年(1986)
京都国立近代美術館開館
本シリーズは今回にて(完)
« 鴨東地域の移り変わり 7の6 | トップページ | 路地(ろーじ)ーそのいろいろー 1 »
「京都の移り変わり」カテゴリの記事
- 白川(白河)⇒ 岡崎(2023.03.24)
- 京都の顔 ー鴨川の移り変わりー(2023.02.24)
- 鴨川運河を稲荷から藤森まで歩く(2022.03.18)
- 鴨川運河(琵琶湖疏水)(2021.11.12)
- 京の市場事情 2 ー近 世ー(2021.08.20)
コメント