2021年12月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

リンク集

無料ブログはココログ

« 明けましておめでとうございます | トップページ | 看板いろいろ その38 »

2021年1月 8日 (金)

三月書房のこと

 三月書房は、ごく最近まで京都市中京区寺町通二条上ルにあった書店です。
 この書店、品揃えが個性的と云うかユニークで、どこの書店でも買えるような本ではなく他の書店で扱っていない本を多く揃えており、何となく店主の定見・思惟が窺えるような独特の品揃えで、研究者や根っからの本好きな人々が足を運ぶような店でした。

 昭和25年(1950)の創業なのですが、店主が高齢となったため、令和2年(2020)に店をたたんで廃業されました。
 店頭販売をやめ、ついでネット販売もやめて完全に廃業。
 今では ”だまし絵” の描かれたシャッタの間のガラス戸の取っ手には、手書きしたこんな紙切れが貼ってありました。

Photo_20201112141901
「週休七日 年中全休」 つまり、1年365日の毎日が休業日となったのです。
茶目っ気たっぷりですね。
 その後、今年になってブログを見ると、「三月書房址 [1950-1920]」と記された金属のプレートが付けられた写真がアップされていました。

 店主の『三月記(仮題)ー三月書房のブロブのようなものー」によると、シャッターに描かれた店内の様子(だまし絵)の製作には、生物学者の福岡伸一氏も関わっておられたということです。
福岡氏の弁:
 「三月書房のある寺町通は骨董屋さんや筆屋さん、仏具屋さんなど京都らしい風情のある界隈です。宍戸さんはそのような場所でシャッターを下ろしたままにしておくのはしのびないと考えていました。そこで、在りし日の三月書房の佇まいを再現するため、外から見たときのお店の写真を加工し、その画像をシャッターにラッピングすることになったのです。これは、記憶の風化に対するささやかな抵抗です。」




« 明けましておめでとうございます | トップページ | 看板いろいろ その38 »

雑記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 明けましておめでとうございます | トップページ | 看板いろいろ その38 »