合歓木(ネムノキ)
合歓木はマメ科の植物なのだそうです。そういえば、「さやえんどう」の一種でシャキシャキした歯触りの「絹さや」のように、平たく薄い鞘の中に小さな豆のような種ができます。
花の先端はピンクの細長い多くの花びらが傘のように開いて、その根本部分は筒状になっています。多くの細いピンクの花びらは刷毛のようになっていて、得も言われぬあえかで美しい花です。
象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉
西施というのは、中国春秋時代の越の国の伝説上の美女だそうです。芭蕉は合歓木の美しい花を美女西施に擬えたのです。
合歓木の葉はオジギソウに似ています。ただし、オジギソウの葉は手で触れると閉じますが、ネムノキは手で触れても閉じず日が暮れて夜なると閉じます。
夜に葉を閉じて眠るようなところから「眠りの木」が「ネムノ木」になったと言われるようです。
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