しんし(徳田)
中京区蛸薬師通堀川西入
しんし針など染色工芸材料の専門店
天保13年の創業とか、とするとザッと170年前ですね!!
私の母親もそうでしたが昔の女の人は、普段着の着物は自分でほどいて洗ったうえ糊をつけ、板張り・伸子張りなどでシワを伸ばしたあと、また仕立てていました。
しんし(伸子・籡)というのは、洗い張りや染色した布のシワを伸ばしたり、一定の幅に広げるための道具で、竹製の細い串の両端に短い針がつけられていて、布の織耳に刺して張るための道具です。
今ではすっかり少なくなっていると思われますが、悉皆屋(しっかいや)という商売があります。高級な着物の染め替えや洗い張りなど、着物の手入れや仕立て直し・調達などの一切(悉皆)を請け負う専門業者のことです。